現在日本では看護師が慢性的に不足しています。従って多くの医療機関で看護師の募集を行なっています。大都市の大学の付属病院では毎年大量の人数を採用していますし、公立、私立の総合病院でも優秀な人材を確保しようと獲得に余念がありません。町のクリニックや個人医院でも常時募集しているところが多くなっています。
大きな病院と個人医院では待遇に差が出てくるのはやむを得ません。大学病院では研修制度や教育制度に力を入れており看護師としての最上のスキルアップを期待することができます。研修制度を利用して特定看護師や認定看護師になる人も多く、最先端医療の技術を取得して日本の医療の発展に貢献しています。また、制度の中で看護管理の道を選択する人もいます。このような大きな病院では給与制度もしっかりしていて勤続年数や実力に見合った報酬が用意されています。
大病院と比較して、町のクリニックや個人医院は特に研修制度は設けておらず即戦力として勤務することが求めれられます。専門的な技術よりは一通りオールマイティに過不足なく仕事をこなす能力が重要視される傾向にあります。地域に密着したホームドクターの看護師として町の患者の誰からも好かれる人柄も備わっていれば尚良いでしょう。
このように医療機関に応じて必要な人材も多様化しており、応募に当たっては志望動機や将来の看護師像をしっかり認識しておくことが大切になって来ます。理想の看護師に近づけるような医療機関を見つけてキャリアアップして、多くの人をサポートできる医療従事者を目指しましょう。